皆さんこんにちは。AIに特化したオンライン研修が受講できるAidemyの「E資格講座」と「AIアプリ開発講座」を受講しました。私はまだE資格を取得していませんが、今後受験する予定です。
本記事では、E資格取得に受講が必要なE資格対策講座をAidemyで利用することを検討されている方、AI実装スキルを身に着けたい方に向けてAidemyの特徴、クチコミでの評価に対する個人的な見解、実際に使ってみた感想をご紹介します。
Aidemyとは
Aidemyは、AIに特化したオンライン育成サービスを提供している会社です。
個人向けの「Aidemy Premium Plan」と企業向けの「Aidemy Business Plan」を提供しています。
更に、ユーザー数10万人を超えたAidemy Freeという無料で学習できる教材も提供しています。プランごとに学習できる内容の違いはありますが、UIやUXといった所は共通しているため、Aidemyの様子を知りたい方にはまずAidemy Freeから試してみてください。
Aidemy Premium Plan 講座一覧と価格体系
Aidemy Premium Planで学習できる講座と料金は以下の通りです。
講座 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 |
AIアプリ開発 | 528,000円 | 858,000円 | 1,078,000円 |
データ分析 | 528,000円 | 858,000円 | 1,078,000円 |
自然言語処理 | 528,000円 | 858,000円 | 1,078,000円 |
E資格対策 | 327,800円 | ー | ー |
機械学習マスター | 528,000円 | 1,078,000円 | 1,078,000円 |
ビジネスAI活用 | 330,000円 | ー | ー |
組織を変えるDX | 330,000円 | ー | ー |
私は今後E資格を受験するつもりです。また、社内業務でもAIに関連したプロジェクトが増えてきており、私自身も関心があるAIに関連したプロジェクトにもアサインされたいと考えています。そのため、今回私は「E資格対策講座」と「AIアプリ開発講座」を受講しました。
ただ、若手社員が払うにはかなりお高い値段設定になっている印象です。そのため、ずっと興味がある講座だったんですが、中々手が出せない状況でした。
しかし、現在Aidemyは経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定されており、「専門実践教育訓練給付制度」といわれる給付金の制度が適用されます。
そのため、最大70%OFFで講座を受講することができます。
「E資格対策講座」や「AIアプリ開発講座」もその制度の対象になっています。
ただし、この制度の適用を受けるには幾つか条件があるので、この制度を利用する方は予めこちらからチェックしておくことをおすすめします。
E資格の受験資格として必要なJDLA認定プログラムの修了
そもそもE資格は誰でも受験できるという訳ではなく、受験資格があります。
それが”JDLA認定プログラムの修了”という要件です。
もう少し細かい内容を含めてE資格の概要を↓の表にまとめました。
資格名 | E資格 |
資格運営・認定団体 | 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA) |
試験日程 | 1年に2回(2月中旬、8月下旬) |
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 100問ほど |
試験会場 | 各地の指定試験会場(申し込み時にCBT試験の希望会場を選択) |
出題範囲 | シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題 |
受験費用 | 一般:33,000円 学生:22,000円 協会会員:27,500円 |
受験資格 | JDLA認定プログラムの修了(*試験日の過去2年以内) |
G検定は1年に5回という開催頻度でしたが、E資格は2回となっています。G検定との差異という観点では受験資格の有無や受験費用など多々ありますね。(初めて受験費用を見た時はびっくりしました…)
Aidemyの評判
Aidemyを使う前に確認していた口コミでは、「教材のレベルが高い」、「カウンセリングが便利」といったポジティブな評価がある一方、「テキストそのものの説明が不足していて初心者には厳しい」、「解説動画が少なすぎ」といったネガティブな評価もありました。
幾つか口コミをご紹介します。
まずはポジティブなコメントからです。
仕事で必要だったので、E資格の講座を受講しました。WEBでマイペースに進めれたので良かったです。
googleのクチコミより
プログラミング未経験であったこともあり、自身が想定していたペースで学習が進まず、モチベーションが下がり、学習が止まってしまうという負のループに陥りかけましたが、講師の粘り強いサポートにより、何とか課題を終えることが出来ました。
googleのクチコミより
次にネガティブなコメントです。
この記事を書いている時点の話ですが、以下のネガティブなクチコミにはまあまあの数のイイねが付いてしまっています。
会社の教育研修制度で利用したのですが、教材のレベルは低く自習するのと大差ありませんでした。
googleのクチコミより
高評価ばかりですが、個人的には値段と内容が釣り合っていない気がします。教材は単語の表層的な説明ばかりで実戦で使用することを想定した作りにはなっていない
googleのクチコミより
いずれもgoogleのクチコミを引用していますが、他のサイトでもクチコミが公開されているようなのでそちらも参考していただければと思います。
今回は、これらのクチコミに半信半疑だった私が実際にAidemyを使ってみた所感に加え、これらのクチコミへの私なりの考えも述べたいと思います。
なぜAidemyを使ったのか
今回私がスクールを受講した理由には「E資格をいずれ取りたいから」という理由もありますが、「AIのプログラミングをしっかり勉強したい」という思いがあったため、プログラミングスクールの受講を考えていました。
E資格対策講座やAIを学習するためのプログラミング講座は幾つか存在しますが、私がAidemyを選択したのは次のような理由です。
- お試しがあるから(全額返金保証があるから)
- 以前Aidemy Businessを使ったことがあり面白かったから
- E資格を取った会社の先輩がAidemyでE資格対策講座を受講していたから
簡単な説明となり恐縮ですが、Aidemyには8日以内であればキャンセルすることが可能です。そのため、ご自身のレベル感や望んでいた内容と異なると感じた場合は利用を取りやめることができます。それもあって、一回は使ってみようと思い、始めてみました。(結局、そのまま使いました。)
また、2つ目の理由では、以前G検定を取得した際にAidemy Businessを会社が契約させてくれたため、あくまでG検定関連の講座ですがAidemyのイメージは既に持っていました。当時受けていた講座の分かりやすさからAidemyを選びました。
3つ目の理由は書いている通りですが、その先輩がE資格講座を受けた時は選択肢も今ほど多くはなく、実績No.1というのが決め手になったそうです。既にAidemyを受講したことのある方はこれが決め手になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
AidemyのGood pointとBad point
実際に「E資格対策講座」と「AIアプリ開発講座」の受講を通して感じたメリデメをご紹介します。
Good point
- 実績が最も高い
- 受講料の最大70%がキャッシュバックされる
- 無料カウンセリングだけではなく疑問を講師(メンター)に質問することが何回でも可能
- 8日以内であれば全額返金可能
- 講座内容のレベルが高いため、ある程度自力でプログラムが書けるようになる
実績が最も高い
日本マーケティングリサーチ機構とESP総研が2021年にそれぞれ実施した調査「ブランドのイメージ調査」、「JDLA E資格認定講座所持企業 18社の提供する無料・有料個人受講者数(累計)」によると、アイデミーが提供する「Aidemy Premium」が社会人からNo.1に選ばれているサービスであるとしています。
受講料の最大70%がキャッシュバックされる
Aidemyの概要と同じ説明になりますが、Aidemyは経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定されています。
そのため、厚生労働省指定の教育訓練給付制度が適用可能で受講料が最大70%還元されるという非常にありがたい援助制度があります。E資格対策講座やAIアプリ開発講座もその制度の対象になっています。
無料カウンセリングだけではなく疑問をメンターに質問することが何回でも可能
AI初心者の方でも講座を最後までやり遂げることができるようなサポートが充実しています。
受講前の無料カウンセリングから始まり、学習開始時のメンターとの相談、いつでも何回でも受講中の疑問をチャット形式で投稿してメンターからの補足説明を聞くことができます。
8日以内であれば全額返金可能
プログラミングスクールのような高価なサービスを利用する際にはこのような返金保証が重要です。
ご自身のレベルや期待するサポートを体験した上で最適なスクールで学習するためにこの制度の有無も事前にチェックしておきましょう。Aidemyはオンラインスクール受講開始後8日以内の申請であれば、全額返金保証されます。
講座内容のレベルが高いため、ある程度自力でプログラムが書けるようになる
アプリ開発講座では、最後にご自身でアプリを制作してnoteやGitHubなどのプラットフォーム上にアプリのコードや説明文を公開するというカリキュラムが組まれています。
E資格講座にも共通することが講座内容のレベルの高さです。
G検定などの資格取得だけではスキル習得とまでは言い難い印象があるAIですが、プログラミングスクールなだけでなく、AIに特化したスクールであるため量・質ともにかなり充実した内容のカリキュラムになっています。
私が他にも良いなと思ったのはUI/UXの部分です。G検定やその他IT資格取得の際に幾つものオンライン学習サイトを使用してきましたが、丁寧に作りこまれたデザインになっていた印象です。
Bad point
- メンターの質は必ずしも高くない
- 他社サービスに価格で劣る
- 一部の講座内容の解説が不十分で分かりにくい
メンターの質は必ずしも高くない
この後の「個人的な評価」でもご説明しますが、質問対応してくれるメンターは固定することができず、メンターの質にはばらつきがあります。人によっては、求めている分かりやすさや十分な回答・補足説明が得られない場合もあります。
他社サービスに価格で劣る
実績No.1という業界のリーダー的なポジションを確立しているからか、他のプログラミングスクールよりもやや値段が高いことが気になります。
教育訓練給付制度が適用されるとはいえ、他のプログラミングスクールでもそれは同じですし、決して安くはない買い物ですので、コスパを重視したい方は幾つかのプログラミングスクールのお試しと並行して使ってみることをおすすめします。
一部の講座内容の解説が不十分で分かりにくい
コンテンツの量とレベルが高いことは講座受講後に習得できるスキルを高められるという点では素晴らしいことです。しかし、初心者にとってはそれに応じた丁寧な解説が欲しいですよね。
特に、E資格対策講座の深層学習辺りのカリキュラムやAIアプリ開発講座の添削問題などは私にとっては中々難しく、「もう少し解説が欲しいなあ…」と思いました。Aidemyの教材だけでは中々解決できず、結局は自分で色んな方が書いているブログを調べながら解決しないといけないという場面も少なからずありました…
Aidemyの個人的な評価
クチコミの評価に対する個人的な見解
まず、ポジティブな評価に対しては、どちらも正しいと思いました。ただし、講師(メンター)にはサポートレベルにばらつきがあった印象です。
2つの講座を通して合計10回弱ほどカウンセリングやチャット質問を投げましたが、7割くらいのメンターは少なくとも私よりは沢山の知識や技術がおありな様でした。知識だけでなく、対応も丁寧だったイメージです。
ただし、残りの3割くらいの方は「本当に質問内容分かってる?」と言いたくなるような雑な回答や、「本当に提出物に目を通してくれた?」と思えるほどあっさりな対応だった印象です。
そして、例のネガティブな評価です。
会社の教育研修制度で利用したのですが、教材のレベルは低く自習するのと大差ありませんでした。
googleのクチコミより
1つ目のクチコミについては、「私にとってはここまで酷くない印象かな…」と思いました。クチコミを書かれた方やイイねされた方は元々知識や技術が高かったのかもしれないですね。そういった方だったとすれば、一部の雑な説明に物足りなさを感じられたのかもしれないです。
高評価ばかりですが、個人的には値段と内容が釣り合っていない気がします。教材は単語の表層的な説明ばかりで実戦で使用することを想定した作りにはなっていない
googleのクチコミより
2つ目のクチコミについては、「わりとクチコミの内容が正しい気が…」という印象です。
政府の補助のおかげもあり、今ではある程度受講料を抑えることができる訳ですが、それでも中々の金額ですので人によっては「高い買い物の割には…」となる可能性があります。ただし、私は他のスクールのE資格対策講座やAIアプリ開発講座を受けたことが無いため、あくまで「金額に対して期待したイメージと少し違った」という主観的な評価です。
8日間のお試しを存分に利用して、他社のE資格対策講座やAIアプリ開発講座も試してみるとご自身に合った最適なスクールが見つかるかもしれませんね。(私はそこを面倒くさがってしまいました…🫠🫠)
「E資格対策講座」と「AIアプリ開発講座」を実際に受講した所感
人によって選び方は様々ですが、コストを極力抑えたい方はAidemyではなく他のスクールを選択肢に入れるといいと思います。ご紹介したクチコミや私の所感からも、必ずしもコスパが良いとは言い切れないからです。
Aidemyよりも値段が安く、実績もAidemyと同等に高いと思われるようなスクールであればコスパでAidemyに勝るかもしれないです。
一方、会社から受講料支援してもらえるなどの金銭的な支援が会社から受けられる方や実績やサポートを重視される方はAidemyを選択肢に入れていいと思います。他のスクールでも質が良いのかは使ってみないと分からないですし、実績No.1というだけあって、サポートの制度は充実していると思うからです。
どっちつかずの所感となり非常に恐縮です…💦
是非、お試し利用や無料カウンセリングを通してご自身の重視する観点に合ったスクールを受講していただきたいです。
E資格対策講座の他の選択肢は?
E資格対策講座として、”Aidemyよりも値段が控えめ”かつ”AI初学者から学べる”JDLA認定プログラミングスクールを幾つかご紹介します。
これまでの内容で述べたように、それぞれのスクールのお試し期間を活用してご自身に合っていそうなスクールを選ぶ際の参考となれば幸いです。
運営会社 | 税込費用 | 期間 | Good | Bad |
Aidemy E資格対策講座 | 327,800円 | 3カ月 | ・実績No.1 ・受講者サポートあり ・全額返還制度あり ・教育訓練給付制度対象 | ・高額 ・一部内容の解説が乏しい |
キカガク ディープラーニング ハンズオンコース | 7,7000円 | 8時間 | ・お手頃価格 ・教育訓練給付制度対象 | ・期間が短すぎる可能性あり |
AI研究所 E資格対策講座 | 107,800円 | 4日~ | ・受講者サポートあり ・返金保証制度あり | ・教育訓練給付制度対象ではない |
最後に
中々の文量となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はAidemyの特徴や評判、実際に使った所感をご紹介しました。
G検定ではAI全般を広く浅く学習できますが、より高いAIスキルを身に着けるためにはプログラミングを実際に書いて学習することも重要です。
無料カウンセリング・全額返金保証のお試し期間を活用して、今後のプログラミングスキル習得に向けた手段として活用してみてください。