Pythonコードを実際に書いて学習する際におすすめの教材をご紹介します。
Python未経験者の方でプログラミングに関心がある方は、「とりあえず少しだけやってみて、面白そうならプログラミングスクールを考えてみる」という方も多いはずです。
そこで、今回はあまり高額な学習費用をかけずにPythonを中心としたプログラミングを学習できる教材をご紹介します。
この記事は以下のような人に向けて書いています。
- pythonでデータ分析をやってみたい!グラフを描いてみたい!
- オンライン学習は最後まで続くかわからないし、何よりも料金が気になって踏み出せない
- python未経験者がいきなり独学で挑戦しても理解できないんじゃない?
- 結局、ネットで調べたコードをコピペして少し手を動かしただけで満足して終わる気がする
この記事を読むと以下のことが分かります!
- 少しだけ学んでみたいと思っている方向けのpython学習教材
- pythonのを独学で学べる教材の比較評価
- pythonの独学の流れ
Python未経験者におすすめのプログラミング学習教材
今回、以下の4つの学習教材をコストや解説の充実度別に評価しながらご紹介します。
- Python入門の学習におすすめ「progate」
- Pythonの環境構築からライブラリまで動画を見ながら学習できる「Udemy」
- 実用的なデータ分析を学べる書籍「Python実践データ分析100本ノック」
- 動画解説と練習問題を交互に繰り返して学習できる「paizaラーニング」
Python入門の学習におすすめ「Progate」
コスト | 一部無料、有料プランは1,078円 |
解説の分かりやすさ | ○ |
無料コース・無料講座 | あり |
内容のボリューム | 〇 |
特徴 | スライド形式のコンテンツ、環境構築の必要なし、質問機能なし |
Progateは、「基礎レベル」(16レッスン)の学習は無料で利用でき、「応用レベル」と「実践レベル」(79レッスン)は月額1,078円で利用できます(2022年2月時点)。
特筆すべきは無料で学習できる内容が豊富であることです。
また、学習に最適なレッスンの順番を表示してくれるため、どの「レッスンが多すぎて、どのレッスンから学習すればいいのか分からない!」といった困りごとも心配無用です!
動画ではなく、スライド形式である部分も他のサービスとは異なる特徴です。アプリ対応していることから、動画形式の講座ほど通信制限を気にせず移動中も学習することができます。ただし、分からない部分を講師の方に質問するための機能は備わっていません。
プログラミングを実行するためにはまず環境構築を行う必要があるんですが、ブラウザ上でコードを書いて実行できるように既に環境構築されているため、すぐに学習を開始できます。
動画を見ながら学習できる「Udemy」
コスト | 1,000円代(セール開催中)~数万円 |
解説の分かりやすさ | ◎ |
無料コース・無料講座 | あり |
内容のボリューム | ◎ |
特徴 | 動画形式、環境構築の必要なし、質問機能あり |
Udemyは、全ジャンル合わせて18万以上のコンテンツがある人気オンライン学習サービスです。python関連の講座に限定しても2000講座を超えるコンテンツがあります。
講座によって解説の分かりやすさやボリュームが変わるため、一概に評価できませんが、以下に挙げるおすすめの講座はpython未経験者必見です。
講座によっては、セール期間以外のタイミングで買うと高いと感じてしまう値段の講座がありますが、定期的に開催されるセールを利用すると格安の値段で購入できます。セール自体は一年で何度か開催され、割引率も若干異なりますが、1,000代~2,000代の価格であれば最安値かと思われます。
そして、Udemyを使用していて嬉しいのは、動画を見ながら自身で手を動かして学習できること、また質問機能があることです。Udemyのpython講座は実践的なレベルの講座も多く、未経験者だけでなく経験者でも利用することがあります。講師の方に質問できるメリットはそのような経験者の方でも感じる人が多いです。
Udemyの詳しい使い方についてはこちらの記事で解説しています。
実用的なデータ分析を学べる書籍「Python実践データ分析100本ノック」
コスト | 2,640円、2,138円(Kindle版) |
解説の分かりやすさ | △ |
無料コース・無料講座 | 書籍のため無し |
内容のボリューム | ◎ |
特徴 | 書籍、未経験者向けレベルから実践的なレベルまでの演習問題あり |
Python実践データ分析100本ノックは、pythonのライブラリをどんどん使用してデータ分析の実践を積みたい方におすすめです。
ビジネスの現場を想定した例題がまとめられており、実践的なデータ分析のノウハウを身に付けることができます。Python認定試験の対策にも最適です。
気になるのは、未経験者にとって解説がやや難しい印象であることです。
しかし、本ブログでも解説記事を書かせてもらっているように、解説記事が幾つか存在します。
2,000円代で実践レベルの演習を解いて、どんどん腕を磨きたい方にはもってこいです。
動画解説と練習問題を交互に繰り返して学習できる「paizaラーニング」
コスト | 一番人気の一ヶ月プランは月額1,078円 |
解説の分かりやすさ | ◎ |
無料コース・無料講座 | あり |
内容のボリューム | ◎ |
特徴 | 動画解説は声優さん担当、短い動画解説→演習のドリル形式、スキルランクによって企業から直接オファー |
paizaの特徴的なポイントはやはり、声優さんのナレーション解説動画とスキルランクに応じて実際に企業からオファーがくることです。
サブスク型の教材なため、利用していない期間も費用が発生する可能性があります。
しかし、ナレーションの心地よさと講座を進めるごとに上がるスキルランク制度で利用者のモチベーション維持に大いに貢献してくれますよ。
最後に – Pythonの習得は独学でも可能です –
ここまでご紹介したプログラミング教材で独学で学ぶ際の使い方を参考までに説明します。
- 基礎知識はお好みの教材を使用して学習すればOK
- 慣れるまではとにかく手を動かして実践演習に取り組む
- 少しずつ上達していきながらより専門的な書籍や講座で学習してみる
プログラミングは最初こそ難しそうなイメージもありますが、基礎から少しずつ学習していくと、グラフプロット・データ分析・機械学習など様々な可能性が広がります。
さらに独学では不安という方も多いかと思いますが、先ほどご紹介した質問機能ありの教材を中心に分からない部分を解決する方法はあります。
私自身、IT企業に入社してからのが独学ですが、Pythonエンジニアデータ分析試験に合格できました。その過程で学んだスキルは今後も活用できるチャンスが多そうです。
皆さんにもプログラミング学習を始めてご自身の可能性を広げてほしいと思います!