Python3エンジニア認定データ分析試験の資格取得までにかかった勉強時間や勉強方法を説明します。
私自身、python 使用経験はありませんでしたが、初心者の方でも合格を狙える資格試験ですので、ぜひ挑戦してptyhonエンジニアとしての第一歩を踏み出していただきたいです!
この記事は以下のような人に向けて書いています。
- python3エンジニア認定データ分析試験の受験を控えている方
- python3エンジニア認定データ分析試験の勉強方法で悩んでいる方
- これからpython3エンジニア認定データ分析試験を受験しようかと考えている方
この記事を読むと以下のことが分かります!
- python3エンジニア認定データ分析試験合格のための学習方法
- python3エンジニア認定データ分析試験受験のメリット
試験概要
名称 | Python 3 エンジニア認定データ分析試験 |
管轄 | 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 |
試験内容 | Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う |
試験時間・問題数 | 60分、40問 |
受験料 | 一般:11000円(税込み) 、学生:5500円(税込み) |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing) |
合格基準 | 正答率70% |
勉強開始時のスペック(2021年12月時点)
【保有資格】
- 基本情報技術者試験
- AWSソリューションアーキテクトアソシエイト
- G検定
【本資格に関する知識】
- pythonの経験は全くなし
- 数学の知識は理系だったので、微積などの基礎的な知識はありました。
学習期間とスコア
学習期間は約2ヵ月です。ただ、平日はあまり学習せず土日に4,5時間/1日をかけて勉強しました。ですので、4~5時間×8(1カ月の土日を8日と仮定)×2ヵ月=64~80時間ほどですね。
結果的には、825点/1000点で合格できました。
試験の難易度・合格率
Pythonエンジニア育成推進協会の発表によると、Python3 エンジニア認定データ分析試験の合格率は2021年6月末の段階で、受験者数3158名、合格者数は2726名で合格率は約86%です。
基本情報技術者試験の令和4年度上期 (4月実施分)合格率は45%ほどであることを考えると、IT企業に勤めていない方やプログラミング未経験の方でも十分に一発合格を狙える難易度であることが分かりますね。
学習方法
それでは、できるだけ最短期間で資格取得したい方向けにおすすめの教材を2つ紹介します。
インプット学習用教材
まずは知識0の状態から理解していくために有用な教材から紹介します。
①Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書(公式テキスト)
出題範囲を網羅したい方には、この書籍が最適です。
公式テキストとなっている通り、全ての問題がこの本から出題されます。
ただ、簡潔さを求めすぎたのか、説明が乏しい印象です。そのため、初心者向けになっているかと言われるとやや怪しいです。
コードとそのコードの実行結果を中心に説明してくれる構成になっているため、人によっては何が起きているのか分かりづらく、本質的な理解のためには書籍内のキーワードを検索する必要もあります。
しかし、網羅性は申し分なく、必要最低限の内容はしっかり説明されているため、pythonの基礎知識がある方にとっては最も効率的な学習教材になります。
②【1日で習得】技術者のためのPythonデータ分析 (Udemyオンライン講座)
【1日で習得】技術者のためのPythonデータ分析
動画でより分かりやすい説明を見たい方や自分で手を動かしながら学習したい方には、この講座が最適です。
pythonを実行するために必要な『環境構築』から、基本的な構文方法、代表的なpythonライブラリの操作方法までを一気通貫で学習できます。
通常価格ならお値段が10,800円とびっくりしてしまうかもしれません。
また、出題範囲である『数学の基礎』や『scikit-learn』は講座に含まれていないため、この講座だけで出題範囲を全てカバーすることは難しいです。
しかし、ここはUdemyの素晴らしい所で、数か月おきに開催されているタイムセールのおかげで90%近い割引が適用され、1000円代で購入できるタイミングがあります。
割引後の価格であれば、より分かりやすい説明を公式テキスト以下となるお値段で学習でき、出題範囲をある程度カバーすることができます。
『数学の基礎』や『scikit-learn』を補足するためには、公式テキストまたは模擬試験を解く中で分からなかった点が見つかり次第、解説を検索していく方法があります。
アウトプット学習用教材
学習した内容のアウトプットとして、無料で模擬問題を解きたい方におすすめのサイトをご紹介します。
①PRIME STUDY模擬試験
公式テキストに沿った模擬問題を無料で解けるWebサイトです。模擬試験一回分の解説がついています。
無料で解説を読めるのは試験一回分のみですが、十分に分かりやすい解説で無料とは思えない内容です。
模擬試験であり40問のみであるため、出題範囲を網羅した学習はできませんが、力試しや補足情報を得るための活用方法としても効果的です。
結果はいつ分かる?
合格か不合格かは試験直後に分かります。
試験の得点や各分野の正答率が細かく記載された結果が画面に表示されます。試験会場の職員の方がその画面を印刷してくれるので、内容を全て覚えておく必要はありません。
Python3エンジニア認定データ分析試験資格を取得するメリット
この試験の受験を通して感じたメリットをまとめます。
メリット
- pythonの文法やデータ分析の基本的な知識を理解していることの証明ができる
- G検定と合わせて機械学習やデータ分析の能力を深めることで先端IT人材としてスキルアップにつながる
- 独学で合格できる難易度でありつつも資格取得を通してプログラミングの十分な知識を獲得できる
- G検定で得た知識の深堀となり、更にAIに関する知識・スキルを習得できる
終わりに
Python3エンジニア認定データ分析試験の勉強方法やメリットなどについて解説しました。
Python認定試験自体、かなり新しく歴史も浅いため、世間的な認知度はまだあまり高くない印象です。
しかし、マイナビ実施の「2021年ITエンジニアが学びたいプログラミング言語」という調査の結果にもあるように、python自体の人気や需要は高まっていることが分かります。
実際にPythonでデータ分析をやってみると分かりますが、Pythonはコードがとにかくシンプルで直感的に書けるため、初心者でも質の高いデータ分析が容易に実行可能です。そのような特徴から、実務において需要があったり有用性が認められるからこその人気度だと思います。
資格取得を通して、Pythonを使ったコーディングを学習するきっかけになることは間違いないので、プログラミングを学んでみたい方にとっても、データ分析を学んでみたい方にとっても最適な資格です。
最後に、この記事がPython3エンジニア認定データ分析試験の受験を考えている方の参考になれば幸いです。また、これから受験される方が合格されることを祈願しています。