【プロジェクトマネージャ試験】独学受験記① -プロジェクト 統合・スコープ マネジメント-

プロジェクトマネージャ試験
スポンサーリンク

こんにちは見習いエンジです。

この記事では、午後Ⅰの過去問から学べる午後Ⅱ対策の論文ネタになりそうな内容をまとめます。

また、午後Ⅰを1周できたら、午後Ⅰの得点を少し記録したいと思っています。本番の結果はどうなるか分かりませんが、記事を読んでくださった方が過去問を解いた時、私を基準にして合格できそうかどうかを判断する材料になるからです。

スポンサーリンク

はじめに

受験記を学習のアウトプットとして綴ると言いながら、全然更新できていませんでした。

しかも、タイトルから既に前回のキックオフ記事で書いた内容と矛盾しておりますが、PM試験の勉強を進める内にだんだんと、PM資格とりたい!どうせなら一発で合格したい!と思うようになってきました。理由は「雑談」にて述べます。ただの雑談なので。

一発で合格したいと思うようになってからは、質を求める前にとにかく量!という思いで、午後Ⅱも少しは解きつつ、H18辺りからの午後Ⅰの過去問を全部解こうと奮闘しております。毎週末と休暇を取った平日は朝から晩まで、午後Ⅰを3問+午後Ⅱを1問のペースで取り組んでます。運動不足が怖いです。

ただ、過去問を解くと本っっっっっ当に難しい!

午後Ⅱも当然不安ですが、午後Ⅰでも既に不安です。1周目とはいえ、6割すら怪しいです。

でも、午後Ⅱのネタとしても使えそうなことを沢山学習できました。

スポンサーリンク

午後Ⅰ対策 -プロジェクト統合・スコープマネジメント-

それでは、ここからはPMBOK第6版における知識エリア「プロジェクト統合マネジメント」と「プロジェクトスコープマネジメント」範囲の過去問を解いて学んだ知識についてまとめます。

  • まずは、リスク⇛納期遅延、予算超過、品質不良の変換を
  • 結合テストや総合テストフェーズで作業時間短縮のために有効な工夫は「完了している部分から順次テストしていく」
  • 請負契約と委任契約を分ける原因は「曖昧さや不透明さ」
  • 当初の計画に追加案件が加わって納期遅延のリスクが出てきた時の対処法は複数ある

1.まずは、リスク⇛納期遅延と予算超過の変換を

プロジェクト全体を見渡して最後まで意識しないとリスクといえば、PM試験の三大リスクといえば、予算超過納期遅延、そして品質不良です。

特に最初の二つはPM試験では切っても切り離せないリスクです。

原因や要員は多々ありますが、最後にいきつくのは予算超過、納期遅延、品質不良の三大リスクです。

「さあ、このままこの問題を放っておいたらどうなると思いますか?」みたいな設問なら、この三つの内のどれか、または三つの内複数のどれかになるはずだと最初に意識しながら、問題文中からリスク特定の決定打となるヒントがないか探してみましょう。

2.結合テストや総合テストフェーズで作業時間短縮のために有効な工夫は「完了している部分から順次テストしていく」

答えだけ見れば当たり前すぎて笑っちゃいますよね。そもそもそんな裏技本当に回答として正しいの?って思ってしまうかもしれないですが、試験工程を経験した方なら共感が湧くかもしれませんね。

いざ問われると中々出てこなかったり、難しく考えすぎてあさっての方向に思考が向かっていく…なんてこともあるかも(私だけかもしれないですが…)しれないので、しっかり頭の片隅に置いておきたい内容です。

状況としては、例えば、結合テストが思うように進まない中、納期との闘いもあって総合テストを開始しないといけなくなったことを想像してみてください。真っ先に考え付く施策や工夫は、「結合テストが済んでいる部分から総合テストへ移行する」ことではないでしょうか?

もちろん、全部が全部そうすればいいという事はないです。それでいいなら最初から結合テストと総合テストって区別しなくてよくなるので。

なので、問題の設定によりけりですが、「結合テストの最終結果からバグが無いことを確認する必要が無い部分だけ切り分けて先行して…」みたいな枕詞を付ける必要があります。

3.請負契約と委任契約を分ける原因は「曖昧さや不透明さ」

おそらくプロマネの経験が無い方でも基本情報技術者試験で一度は触れたことがあるキーワードですよね。PM試験だと特に契約内容は意識しておくべきポイントの一つです。

まず、王道の契約内容は、「要件定義、外部設計、総合テストは委任または準委任契約。それ以外の内部設計~結合テストは請負契約。」です。

どうしてこういう別れ方なのかと言うと、それぞれの契約形態の違いに起因します。

簡単に説明すると、次のような違いです。

請負では工数や成果物がきっちり固められた上で成果物の完成責任を負うことになります。

委任では、それらの具体的な条件はなく完成責任を負うこともないです。

つまり、不確定要素が多く、工数の見積もりや成果物の仕様確定が難しいフェーズでは委任契約、逆に要件定義や外部設計で大枠が固まった後のフェーズは工数などが見積やすいため請負で開発する。というイメージです。

なので、要件定義や外部設計における”あるある”なリスク内容としては、「作業範囲が曖昧で変更の可能性が高い」といった事や、「そもそも作業難易度や生産性が見積づらく、納期内で完了できるか分からない。」といったリスクが介在するようです。

4.当初の計画に追加案件が加わって納期遅延のリスクが出てきた時の対処法は複数ある

状況としては、発注者が「ごめん!これもいい?」と追加開発を依頼してきたり、機能追加を急遽以来してきたケースです。

フェーズによりけり対処法は様々あるようですが、今回は外部設計フェーズを想定して、対処法を複数把握しておきます。

  • 業務に熟練した要員の参画を依頼する
  • 当初たてた計画を遵守することを最優先し追加案件は切り分ける

他にも幾つかあるようですが、覚えやすいのはこの二つです。

開発規模が増えたから優秀なメンバ追加!」、「それ今じゃなくてよくないですか?このPJ終わったら開発するってことでOK?」という具合です。どちらも発注者側の承諾が必要なので、まずは上記を依頼・提案することがファーストステップです

スポンサーリンク

設問ジャンル問わず「なるほど!」となったTips

解いていたジャンル自体はプロジェクト統合・スコープマネジメントなんですが、午後Ⅰを解くうえで汎用的に使えるテクニックも学習しました。

  • “リスクの内容は?”、”どんなリスク?”のヒントは後述されるリスク対策にあり

午後Ⅰでも午後Ⅱでも、”どんなリスク?”はほぼ毎回に近い頻度で問われる問題です。午後Ⅱなら、自分の経験(私は無いので絵空事。)を思い出すことができますが、午後Ⅰではその設問の状況に沿ったリスク内容を回答しないといけません。

そんな時、リスク内容がイメージしにくいなら、その後に触れられるリスク対策の内容に着目してみましょう。

リスク対策→リスク内容を逆算するという流れで回答できるようになります。

さらに、そのリスクが発生した要因や背景は設問より前に必ず触れられるはずなので、状況と対策からリスクの正体を割り出すようなイメージで解くことができます。

参考書籍

後述ですが、前回の記事でご紹介した通り、私は「みよちゃん本」と呼ばれている参考書でずっと勉強してます。今回の記事もこちらの本の解説に書かれている内容の一部です。

雑談(全部スルーしていただいて大丈夫です。)

PM試験への意欲がさらに湧いた理由がどうしてかと言うと、(別に取得できても奨励金が出る制度があったりするわけでもないんですが、)ふとPM資格の価値をググってみたとき、今までの資格よりも難易度が高いからか、しっかりとした評価を得られている資格だと思ったからです。

私自身、プロジェクトマネージャになりたい訳ではないんですが、いざ他のIT企業、ひいては他業種に転職したいと思った時、(特に他業種の場合)PM資格保有がWANTの要件に記載されていたり、「プロジェクトマネジメント経験があること」がMUST/WANT要件に記載されてたりするんです。そういった背景から、いつか自分が転職したいと思った時、選択肢を広げてくれる可能性があるような気がして、やる気が急に湧いた次第です。

IT業界→IT業界はよくある転職で、私の周りでもよくよく目にする光景です。その時には資格よりも具体的な業務経歴が見られると思います。

他業界だと、IT系人材に求められるのは、コンサル力やプロジェクトマネジメント力、プロジェクトリード力が求められることが多い気がします(私が興味ある業界の企業のキャリア採用を幾つか見ただけの浅はかな調査ですが…)。

もしそうだった場合、プロジェクトマネジメントの知識があること(経験はないかもしれないですが)を客観的に証明できます。

そうなるとPM資格は中々に有効な資格ではないでしょうか、10月の試験に向けて勉強中の方も、今後受験しようと考えている方も、この記事を読んで少しでもモチベーションアップにつながれば幸いです。

まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

どれもこれも当たり前じゃんそんなの。と思う事でも、こういう要素を頭の片隅に残しておくと、回答にかける時間を節約して他の問題に集中できます。知識問題こそ短時間で得点す意識が必要です。

まだまだ残暑が厳しいですが、引き続きPM試験に向けて頑張りましょう\(◎o◎)/!