こんにちは見習いエンジです。
この記事では、午後Ⅰの過去問から学べる午後Ⅱ対策の論文ネタになりそうな内容をまとめます。
数分で読める内容ですので、本番試験が近い方は復習感覚で読んでみてください。
はじめに
いよいよ9月も終盤、本番試験まで3週間を切りましたね。みなさんは本番試験に向けた準備はどれくらい進んでいますか?
私は、午後Ⅰは一周目で得点が悪かった(前回記事で得点をご紹介しました。)問題を中心に二周目を解きつつ、午後Ⅱはみよちゃん本で重要度が高いとされている問題を中心に解いています。
ただ、私の悪い癖で詰めが甘いというか、直前になるとモチベーション維持が難しく、全く手が付けれない日もあります…。ですが、あともう少し!頑張りましょう。
私は、基本情報技術者試験以外のIPAの試験を受けていないので、午前Ⅰの準備も必要で、朝は午前Ⅰや午前Ⅱ、仕事の後に午後Ⅰを解いています。午後Ⅱはさすがに週末や祝日でないと解く時間が確保できないです…
午後Ⅰ対策 – プロジェクトリスクマネジメント-
それでは、ここからはPMBOK第6版における知識エリア「プロジェクトリスクマネジメント」範囲の過去問を解いて学んだ知識についてまとめます。
みよちゃん本で午後Ⅰ試験でリスクマネジメントに関する問題が出題されている年次を見ると、プロジェクトリスクマネジメントはH27~H31、R3に出題されており、近年の頻出範囲となっていることが分かります。
- ”あるリスク”と聞かれたら「納期遅延」、「予算超過」、「品質不良」のどれか
- 業務プロセスが変わる時の開発スケジュールへのリスクは業務プロセスが受け入れらないこと
1.”あるリスク”と聞かれたら「納期遅延」、「予算超過」、「品質不良」のどれか
これは他のプロマネの記事でも書いている3大リスクなので改めて言うまでもないかもしれないですね。
プロマネ試験では「どんなリスク?」と問われることがかなり多いです。それを20字~40字ほどで回答する設問が多いので、当然「納期遅延。」だけでは回答にならず、その問題の文中にあるプロジェクトの特徴や背景、ステークホルダーの様子などの要素を加えて回答することになります。
その要素を加えることが難しいんですが、大概は3大リスクを誘引する要素がどこかに存在していることがほとんどです。問題文を読み進める中で「あ、これやばいな。リスクになるやつだ…」というアンテナを張りながらマークしておくと、後々で回答を導くのが楽になります。
また、午後Ⅱ試験を解く際に考えておきたいのは、リスクを事前に想定したうえでプロジェクト計画を立てることや、リスクを監視し早期発見・早期対応できる体制を作ることも重要だということです。
更に、想定になかった何かが起こることへの事前対策としてコンティンジェンシープランやコンティンジェンシ予備費を確保しておくことも重要です。
ただし、コンティンジェンシ予備費を使う対応を取る場合は、システム開発の受注者からの理解を得ていることや、その理解を得るための活動内容についても触れた方がいいです。
2.業務プロセスが変わる時の開発スケジュールへのリスクは業務プロセスが受け入れらないこと
新しいシステムを導入する時、対象の業務プロセスが変更になることがあります。例えば、紙で行っている業務をタブレット端末などでペーパレス化する際などです。
システム開発者側であれば致し方ないことだと感じるんですが、一方でシステムを導入する側からすれば慣れ親しんだ業務プロセスが変わる訳ですから、新しい業務プロセスを作ることに反感を持つ可能性もあります。
これには幾つか対処方法があり、実際に過去問でも対処方法を問う問題が何度か出題されています。あるあるなのは下記の対処方法です。
- システム受注側の社長やプロジェクト責任者に依頼しトップダウン的に業務プロセスの刷新を認めてもらう
- 早い段階でステークホルダーの協力をもらい新しい業務プロセスの検証を行う
現場の抵抗を抑えないと、要件定義や外部設計時の要件がまとまらないリスクが残存し、スケジュール遅延(納期遅延)につながることも考えられます。そのため、上記のような対処を行うことでリスク軽減を図ります。
参考書籍
後述ですが、前回の記事でご紹介した通り、私は「みよちゃん本」と呼ばれている参考書でずっと勉強してます。今回の記事もこちらの本の解説に書かれている内容の一部です。
まとめ
今回の内容も「そうだよ?知らなかった?」と定期テスト当日で試験範囲を勘違いしていたことが発覚したあの日のように今更?と言われてしまいそうな王道ばかりです。
しかし、こういう要素を頭の片隅に残しつつ問題を解くことで余計な迷いなく正解となりそうな問題文中のポイントに注目できるようになったりします。午後Ⅱで工夫したポイントとしても書けます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。