SQLを参考書や本で勉強しても、実際に書いてみないと知識が定着しないと感じることはないでしょうか?
無料で使えるSQLといえば、OSS(オープンソースソフトウェア)のRDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)として有名なMySQLがありますが、インストールが必要だったりします。本格的にデータ構造を管理したりするには便利ですが、学習目的だけであればインストールが不要なブラウザ版を使用したいですよね。
この記事では、インストール不要でSQLを学習できる教材・サイトをご紹介します。
自由にSQLを書けるのはもちろんですが、データや表を準備する必要なく演習形式でSQL記述問題を解けるサイトですので、資格試験前だけでなく資格取得後の知識定着にも最適です。中には無料な教材もありますので、色々実際に試しながら用途に応じて使い分けてみてください。
SQLを書いて学習できる教材
教材① 「Oracle Live SQL」
Oracle Live SQLはOracleが公開している公式の教材として有効です。
料金 | 無料 |
レベル | ★★★☆☆ |
おすすめな対象者 | ・公式教材で学習したい方 ・基礎を学習したい方 |
Oracle Live SQLは環境構築なしでSQLをお試しで実行できる教材です。しかも無料です。
DBのソフトウェアインストールは面倒かつ時間がかかる作業なのですが、その労力がなくてもテーブルの新規作成や結合などのコマンドをお試し実行することができます。試験勉強の一環として実際にコマンドを実行してみたい方におすすめです。
設定変更することで日本語に言語変更することは可能ですが、デフォルトが英語になっています。
教材② 「SQL攻略」
料金 | 無料 |
レベル | ★☆☆☆☆ |
おすすめな対象者 | ・文章で説明を読みながら学習したい方 ・基礎を学習したい方 |
特徴は何といっても無料でSQLを書いて学習できることです。
レベルとしてはITパスポートや基本情報技術者試験で問われるようなSQLをイメージしてもらえればと思います。ですので、Oracle Master BrozeなどのSQLを専門的に学びたい方には物足りないかもしれないです。
ただ、Oracleの勉強を始める前の段階で最初にSQLを書いてイメージを掴んでからOracle Master Bronzeの勉強を始めるというやり方もできますね。
SQLだけでなく、正規化についても学習できるのも面白いポイントです。
教材③「paizaラーニング」
料金 | 一部無料 |
レベル | ★★★☆☆ |
おすすめな対象者 | ・動画を見ながら学習したい方 ・基礎を学習したい方 |
paizaの特徴的はやはり、声優さんのナレーション解説動画付きで勉強できることです。
有料版利用時にはサブスク型であるため、利用していない期間も費用が発生する可能性があることに注意が必要です。
無料版のみでは「新・SQL入門編1」の途中まで、「DB/SQL入門編1」の一部まで学習可能です。それ以降は有料になりますが、有料版の内容は豊富な動画教材で基礎を中心にしっかり学習できます。
教材④「TRYCODE」
料金 | 一部無料 |
レベル | ★★★★☆ |
おすすめな対象者 | ・動画を見なながら学習したい方 ・問題を沢山解きたい方 ・SQLを自由に記述したい方 |
動画を見ながら解ける「一緒に解くモード」と、自分のペースで解ける「演習するモード」を使い分けることができます。
また、SQLを自由記述できる「SQL練習場」もあります。データがそろった環境・テーブル定義が済んでいる環境でSQLを学習できます。「SQL練習場」のおかげでOracle Masterの参考書などを用いながら基礎~上級まで様々なSQLを書いて学ぶことができます。
最後に
SQLを実際に記述して学習できる教材についてまとめました。
SQLを書いてデータ処理のイメージを掴んでみたい方やSQLやDBの資格を取得される方は是非お試しください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。