【ORACLE MASTER Bronze DBA 2019】学習時間はどれくらい?勉強方法や難易度をご紹介します

IT資格
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こんにちは。見習いエンジです。2022年にオラクルマスターブロンズ DBA 2019試験に合格しました。本記事では、試験概要・試験日・参考書を活用した勉強方法・受験チケット(バウチャー)で少し割引価格で受験する方法をご紹介します。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、オラクルマスター試験は2020年に試験体系が刷新されました。

それまで取り扱われていた12cの試験と部分的に重なる部分もありますが、ブロンズ試験の受験記について書かれている記事が少なかったので、今後オラクルマスターブロンズ試験を受験される方に向けて体験記をお伝えしていこうと思います。

お伝えしたい要点だけまとめているので、数分あれば受験に向けて動き出せるようになっています。

この記事は以下のような人に向けて書いています。

  • Oracle Bronze DBA試験の受験を控えている方
  • Oracle Bronze DBA試験の勉強方法で悩んでいる方
  • これからOracle Bronze DBA試験を受験しようかと考えている方

この記事を読むと以下のことが分かります!

  • 合格に向けたおすすめの参考書と学習方法
  • 試験日などの基本的な情報
  • 試験の難易度と具体的な学習時間の目安
  • 受験料を少し割安にする方法

こちらの記事でオラクル試験の受験申込方法についてご紹介しています。初めて受験される方はご参考にしていただければ幸いです。

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試験概要

オラクルマスター試験には、ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナといったレベル別の試験に加えて、今回の記事で紹介するDBA以外にもSQLなどの試験が存在します。

受験申し込みの時には「どの試験を申し込めばブロンズ試験を受験できるの?」と少しだけ不安になります。間違った試験の申込をしてしまわないようにも正式名称をお伝えします。

本試験の正式名称は「1Z0-085-JPN: Bronze DBA Oracle Database Fundamentals」です。

頭の試験番号さえ覚えておけば間違えることも不安になることもないはずです。

この試験の概要を整理しました。

名称 Bronze DBA Oracle Database Fundamentals
管轄 Oracle university
試験時間・形式 120分
問題数70問
受験料 37,975円 (税抜き)
41,772円 (税込み)
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式
合格ライン正答率65%以上
Oracle University公式サイトより

※2024年9月1日に為替レート変更に伴い、受験料が改訂されました。

試験申し込み画面から「Buy Exam」ボタンを押下することで確認できますが、改定前:34,300円(税抜き)に対し、改定後:37,975円(税抜き)と変更されました。

10%の税金がかかるとして、税込み価格を計算すると、改定前:37,730円(税込み)に対し、改定後:41,772円(税込み)に変更されることになります。

実は、過去にも料金改訂がありました。2022年12月1日に、為替レート変更に伴い、受験料が改訂され、32,430円(税込み)→37,730円(税込み)と変更となった過去があります。

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試験日はいつ?

オラクルマスター試験はCBT方式を採用しており、全国各地のテストセンターで随時開催されています。そのため、特定の試験日はなく、ご自身の都合の良い日程で受験可能です。

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試験難易度と学習時間の目安

試験レベルは、”ブロンズ”とあるように初級レベルです。DBやDBMSについて学びたい人への入り口となる試験です。

ただし、IPAの試験と異なり、過去問は公開されていません。そのため、過去問題集のような参考書が存在しま

非公開な情報でいうと、試験受験者数や合格者数も公開されていないため、正確な数字を用いた合格率も把握できないようになっています。

ただし、他のブロガーさんの記事を読んでみても一発で合格されている方が多いようですし、私自身の経験でも、参考書でしっかり対策すれば本番試験でもあまり困ることなく合格基準に達することはできそうな内容でした。

勉強期間の目安ですが、DB無知の状態から教材を購入してからひと月で合格できました。DBの知識や経験がある方ならもっと短期間で合格可能だと思います。

おおよその時間計算で恐縮ですが、

(平日:1日2時間×5日+週末:1日4~5時間×2日)×4週分=約80時間といったところです。

学習方法

学習教材

教材①「オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database Fundamentals」

普段なら数多くある試験対策用の参考書の中からおススメしたいものを選んでいますが、試験体系が刷新されて間もないことから、対策用の参考書も少ないです。

Bronze資格は新体系に即した参考書が出版されています。私はこちらの本から学習を開始しました。

「黒本」と呼ばれている書籍です。知識0の状態からでも合格を狙えるレベルまで最短で到達することを意識した書かれ方になっていて、必要最低限のポイントを分かりやすく解説してくれます。章末問題や模擬試験もそこまで難しいわけではないので、解説を読む⇒問題を解いて定着というプロセスを繰り返していき、気が付けば本番レベルに近づいていると思える内容でした。

実は、19cの試験本番の難易度はそこまで難しくはないんです。なので、本番レベルか少し易しいレベルで最短で合格を狙えるレベルに達したい方には最適な書籍です。

現在のところ、この一冊しか新体系に即した参考書が出版されていないことから、「やむなし…」と思いつつ、Amazonのレビューを読んでみると高評価が多かったので購入してみました。

結論、レビューにも記載されている通り、この一冊でも合格は十分狙えると思います。

教材②「【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[Bronze DBA 12c]」

私自身、受験料が高いことが気がかりで、どうしても一発で確実に受かりたかったので、旧体系の12c対応の参考書を一冊購入しました。それがこちらです。

こちらは「白本」と呼ばれている書籍です。黒本よりも文字数や章末問題と模擬試験問題の数も多く、1つ1つの問題のレベルも黒本よりも高いです。

なんでわざわざ旧体系の書籍を購入したのかと言うと、出題範囲が新旧の体系で大きくは変わらないからです。

12cの出題範囲>19cの出題範囲といったイメージで、19cでは12cの内容から「バックアップ・リカバリ・Oracleデータベースソフトウェアの管理」が省かれています。

学習方法

学習の流れは以下の通りです。

  • ① 黒本を二周する
  • ② 白本の模擬試験問題だけを解く

①黒本を二周する

まずは、ブロンズ試験全体の概要をつかむためにも、模擬試験を含めて黒本を二周しましょう。

二周目では、章末問題や模擬試験で間違えた部分を中心に解説を読み直していくと、更に理解が深まります。

②白本の模擬試験問題だけを解く

先に述べたように白本は文章量も多く、問題の難易度も高いです。一発で合格するために本番より高い難易度の問題を解いておきたい方は白本の問題に挑戦してください。

ただ、一から白本全部を読む必要はなく、白本の模擬試験のみ一,二回解いてみて、白本の模擬試験でもほとんど間違えないようなレベルなら、準備万端と判断していいと思います。

実際、試験本番で解いた問題よりも白本の模擬試験の問題のほうが難易度が高いと感じました。

黒本→白本と来て、最初は正答率が低い方もご心配なく。何周か解きなおすうちに知識が深堀され、定着していくことが実感できます。

動画教材 Udemy 「ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 模擬問題集」

書籍よりも動画を用いて学習したい方向けの教材もあります。

【2024年最新版】1Z0-085-JPN ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 模擬問題集 icon

定価2,600円とややお高めですが、Udemyは購入後の閲覧期限は無いうえに割引も定期的に実施されているため、安くなっている時に購入して必要な時に視聴しましょう。

割引でお得に受験するための方法

IPAやAWSなどの試験を受けるとき、クレジットカードで申し込みを済ませる方法が一番手っ取り早いですよね。もちろん、Oracle Master試験でもクレジットカード支払いが可能です。

ただ、上記で紹介したように受験料が税込み価格で3万7千円ほどしますので、個人的には少しでも割安で抑えられるならかなり嬉しいです。Oracle Master試験にはその方法が存在するんです。(もちろん、公式に認められた方法ですw)

その方法は、「バウチャーチケットを楽天市場で購入する」です。受験料を楽天市場の商品として支払うことで、楽天ポイントとして還元される分が割安になるという内容です。楽天カード、楽天銀行などの楽天経済圏の方であればポイントが4~5%ほど還元されます。(1,500ポイントほど

大まかな流れとしては、

  • 試験のバウチャーチケットを楽天市場で前もって購入
  • 購入後5分ほどで送られてくるチケット番号をコピー
  • ピアソンVUEの試験予約画面で入力して受験申込完了

という流れです。

購入できるのはOracle会場試験用とOracleオンライン試験用のチケットがあり、それぞれのチケットで受験できる試験種が決まっているので、購入前にしっかりと確認しましょう。ブロンズ試験やシルバー試験、シルバーSQL試験をテストセンターで受験したい方はこちらの「Oracle監督付き」を選択することになります。


【ピアソンVUE専用】Oracle監督付き試験用受験チケット(電子チケット)

その他、下記の試験を受験したい方は上の「Oracle監督付き」チケットを購入して申し込むことができます。

  • Database / MySQL /Enterprise Management(Platinum実技試験を除く)試験
  • Java / Middleware(Java Master Assignment試験を除く)試験
  • Applications 試験
  • O/S, H/W, 仮想化 試験

【ピアソンVUE専用】Oracle監督なし試験用受験チケット(電子チケット)

こちらのチケットは、「12c SQL基礎」や「Java SE Bronze」試験を受験したい方向けのチケットです。

注意点として、チケットごとに対象資格が決まっていること、チケットの有効期限(およそ6か月間)にはご注意ください。

おまけ

ORACLE MASTER試験ではこれまでに何度か不定期で「ORACLE MASTER / Java 認定試験 再受験無料キャンペーン」といった名前の再受験キャンペーンが実施されています。

受験を考えられている方は定期的に新着ニュースをチェックして少しでもお得に受験できそうなキャンペーンがあれば是非活用してみましょう。

その他の教材

私は実践しなかったんですが、”oracle SQLといえば”な教材が他にもあります。その定番の教材をご紹介します。

私は、今回どうしても短期間でsilver SQLを短期間で取得して次の資格への学習を始めたかったのでほとんど使用することはありませんでしたが、試験本番では、「もっと対策しておく必要があったのかも…」と感じながらの戦いになってしまったので、不安な方は参考にしてみてください。

例えば、Oracle Live SQLもOracleが公開している公式の教材として有効です。

Oracle Live SQLは環境構築なしでSQLをお試しで実行できる教材です。

DBのソフトウェアインストールは面倒かつ時間がかかる作業なのですが、その労力がなくてもテーブルの新規作成や結合などのコマンドをお試し実行することができます。試験勉強の一環として実際にコマンドを実行してみたい方におすすめです。

まとめ

DBに関する知識が無い方でも合格できるような学習方法についてご紹介してきました。

本記事でご紹介した学習方法で合格できる可能性がぐっと高くなるはずです。私は合格ラインの正答率が65%に対して、正答率が88%でした。

オラクルマスター試験はオラクル社が独自で運営している資格で、IPAのような団体が運営しているわけではないため、会社から取得を勧められたわけではないです。しかし、私自身が担当するシステムでもOracleDBが採用されてますし、他案件を見渡してもOracleDBを採用しているシステムは多く、汎用性のある資格です。

私自身はSQLをしっかり身に着けるためにこの資格の取得を決めたので、今後silver資格取得を目指して学習を始める予定です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

今後、ブロンズ試験を受験するみなさんの合格を祈っています。