こんにちは見習いエンジです。
入社直前に基本情報技術者試験を受けて以来、IPA(情報処理推進機構)の試験を敬遠していたんですが、この度、プロジェクトマネージャ試験試験を秋に受験することを決意しました。
入社二年目PM未経験の若手がどんな勉強したら一体どこまでいけるのかを記すことで、今後プロジェクトマネージャ試験を受験される方や関心をお持ちの方の参考にしていただければと思います。
ということで、今後は独学の試験勉強を通して学んだ午後試験対策としてのアウトプットや、最終的な勉強時間、試験の結果を報告します。気楽に読んでもらえればうれしいです。
私自身、プロジェクトマネージメントの経験はありません。
この記事は以下のような人に向けて書いています。
- プロジェクトマネージャ試験試験の受験を控えている方
- これからプロジェクトマネージャ試験試験を受験しようかと考えている方
この記事を読むと以下のことが分かります!
- プロジェクトマネージャ試験試験を通して学べる内容(メリット薄くてすいませんw)
初回は試験の概要や受験動機、今後やっていこうと思う勉強方法を書いていきます。
試験概要
名称 | プロジェクトマネージャ試験試験 |
管轄 | IPA(情報処理推進機構) |
試験内容 | プロジェクトマネージャーとして予算・スケジュール・品質管理といった観点からプロジェクトを成功に導くための知識 |
試験時間・問題数 | 下表に別記 |
受験料 | 7500円(税込み) |
試験方式 | 全国各地の試験会場で受験 |
試験時間と問題数
午前I | 午前II | 午後I | 午後II | |
試験時間 | 9:30~10:20 (50分) | 10:50~11:30 (40分) | 12:30~14:00 (90分) | 14:30~16:30 (120分) |
出題形式 | 多肢選択式 (四肢択一) | 多肢選択式 (四肢択一) | 記述式 | 論述式 |
出題数 | 30問 | 25問 | 3問 | 2問 |
解答数 | 30問 | 25問 | 2問 | 1問 |
勉強開始時のスペック(2022年7月時点)
【保有資格】
- 基本情報技術者試験
- AWSソリューションアーキテクトアソシエイト
- G検定
- Python 3 エンジニア認定データ分析試験
- ORACLE MASTER Bronze DBA 2019
- ORACLE MASTER Silver SQL 2019
【本資格に関する知識】
- プロジェクトマネージメント経験は全くなし
受験動機
私は将来のキャリアの中でITストラテジストになりたいなと考えており、IPAで春にだけ受験できるITストラテジスト試験を受験する予定です。
プロジェクトマネージャ試験と共通する点として、ITストラテジスト試験でも午後Ⅱは小論文が出題されます。勿論問われる内容は異なりますが、午後Ⅱ試験で小論文を書く練習にもなると考え、秋にしか受験できないプロジェクトマネージャ試験を受験してみようと思いました。
PMに全く興味がないという訳でもなく、プロジェクトを俯瞰的にみられるスキルは必ずどこかのタイミングで必要になると思っているので、プロジェクトマネジメントの知識を身に着けるためにも受験してみたいと思いました。
学習期間
学習開始は7月中旬ですので、試験本番の10月9日までのおよそ3カ月間です。
学習方法
ここからは学習方法の紹介です。
午前Ⅰと午前Ⅱの学習用教材
IPAの試験といえば、過去問道場ですね。無料ですしお金をかけずに解説付きの過去問演習ができるため、午前試験についてはこちらで学習していきます。
ただし、午前Ⅱの学習は試験1カ月前ごろからで大丈夫だというアドバイスを会社内の先輩からいただいているので、今すぐにはやらないでおこうと思います。(その分午後試験対策を重点的にやった方がいいということでした。)
午後Ⅰと午後Ⅱの学習用教材
基本情報技術者試験と同様に午後試験対策も過去問道場で!といきたかったのですが、過去問道場では現在はまだ午後試験の解説が無いようでしたので、午後試験対策のためにこちらの教材を購入しました。
さすがにPMの経験0知識0の状態から午前Ⅱと午後Ⅰを解いただけでは午後Ⅱで小論文を書けるレベルまで到達できる自信が無かったため、午後Ⅱの対策もできるこの本を購入しました。
PMの経験がある方であれば、午後試験の過去問を解いたり、午後Ⅱの問題文を読んでみて小論文も書けそうであればお金をかけない方法でもいいかもしれません。
『みよちゃん本』と呼ばれる参考書です。他のブロガーさんの記事でも会社の先輩からも薦められた教材だったので購入しました。
購入して使った感想をまとめます。
- H14年度からR3年度(直近)までの午後問題の全ての解答解説がある
- 問題文を効率的に読み解くために必要なマーキングのスキルを学べる
- 午後Ⅰ→午後Ⅱへと使いまわせる汎用的な知識を明示している
- 書籍内のアクセスキーを用いて問題や解説をダウンロードできる
- 知識エリアの分野ごとに午後Ⅰや午後Ⅱの試験対策ができる
H14年度からR3年度(直近)までの午後問題の全ての解答解説がある
購入して読み進めるうちにまず良いなと思ったのが、H14年度~R3年度までの試験の午前午後試験の各問題の丁寧な解説があることです。これ一冊で少なくとも午後Ⅰはある程度得点できるレベルに到達できると思います。
問題文を効率的に読み解くために必要なマーキングのスキルを学べる
また、午後試験を解くうえで筆者の方がどんなマーキングを問題文中したのか、つまり、試験を解く中で注目しないといけないポイントを含めたマークの書き方を解説してくれています。IPAの高度区分の午後問題は問題文中から回答を抜粋できることが多々あります。しかし、午後Ⅰの問題文が長いので、各設問で問われていることに対応する部分を問題文中から抽出して効率的に回答するにはマーキング力が重要だと思います。
午後Ⅰ→午後Ⅱへと使いまわせる汎用的な知識を明示している
更に、午後Ⅱの小論文を書ききるためには、ある程度の知識を蓄えておく必要があるのですが、午後Ⅰの解説の中で午後Ⅱでも使いまわせるような汎用性のある知識についてはしっかりと目立つように示してくれています。
書籍内のアクセスキーを用いて問題や解説をダウンロードできる
解答を得る方法ですが、一冊の中に全ての過去問の問題と解説を注ぎ込むことは物理的に難しいので、書籍内の各ページに記載されいているアクセスキーを用いてH14年度~R3年度までの過去問の問題や解説をDLできるようになっています。
タブレット端末をお持ちの方は端末にダウンロードしておいて、PDF編集アプリで回答や丸付けを手書きで行うと本番試験でも手が疲れにくくなりますね。
実際に受けて感じたことの1つに、手書きに不慣れで疲れやすくなったり、漢字が書けなくなっていたということも感じました。『〇〇文字以内で回答せよ』と文字数制限がある問題の回答時に、「文字数を減らしたいのに漢字が出てこない…」なんてことが少しでもなくせるように手書きで書いてみることをお勧めします。
知識エリアの分野ごとに午後Ⅰや午後Ⅱの試験対策ができる
こちらは似た機能が過去問道場にもありますが、PMBOKに記載されている知識エリアの分野ごと(「プロジェクト総合マネジメント」、「プロジェクトスコープマネジメント」といった粒度です。)に午後試験の過去問を解ける構成となっているので、PMBOKの知識エリアを1つ1つ集約的に学ぶことができます。
終わりに
プロジェクトマネージャ試験の受験動機や今現在取り組んでいる学習方法についてご紹介しました。
次回以降の記事では、過去問を解いて学んだことをアウトプットしていこうと思います。
*余談です。私は夏が苦手で、夏の間は外出しても暑くてあまり楽しめないタイプなので、夏こそ家に引きこもってガリガリ勉強するに最適な時期なんじゃないかと個人的に思っています。涼しくなった秋に外出を楽しめるようになるためにも、最低でも午後Ⅱ試験を書ききれるレベルまではいきたいです。
最後に、この記事がプロジェクトマネージャ試験の受験を考えている方・控えている方の参考になれば幸いです。